袋井市議会 > 2021-02-08 >
令和3年ICT活用特別委員会 本文 開催日:2021-02-08

  • "ウィンドウ"(/)
ツイート シェア
  1. 袋井市議会 2021-02-08
    令和3年ICT活用特別委員会 本文 開催日:2021-02-08


    取得元: 袋井市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-22
    トップページ 検索結果一覧 ヘルプ(新しいウィンドウで開きます) 令和3年ICT活用特別委員会 本文 2021-02-08 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 104 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯大庭委員長 選択 2 : ◯大河原企画財政部長 選択 3 : ◯大庭委員長 選択 4 : ◯大庭委員長 選択 5 : ◯小柳津ICT政策課長 選択 6 : ◯大庭委員長 選択 7 : ◯木下委員 選択 8 : ◯大庭委員長 選択 9 : ◯小柳津ICT政策課長 選択 10 : ◯大庭委員長 選択 11 : ◯木下委員 選択 12 : ◯大庭委員長 選択 13 : ◯小柳津ICT政策課長 選択 14 : ◯大庭委員長 選択 15 : ◯田中委員 選択 16 : ◯大庭委員長 選択 17 : ◯小柳津ICT政策課長 選択 18 : ◯大庭委員長 選択 19 : ◯田中委員 選択 20 : ◯大庭委員長 選択 21 : ◯山本理事 選択 22 : ◯大庭委員長 選択 23 : ◯大庭委員長 選択 24 : ◯大庭委員長 選択 25 : ◯大庭委員長 選択 26 : ◯伊藤教育部長 選択 27 : ◯大庭委員長 選択 28 : ◯木下委員 選択 29 : ◯大庭委員長 選択 30 : ◯伊藤教育部長 選択 31 : ◯大庭委員長 選択 32 : ◯近藤委員 選択 33 : ◯大庭委員長 選択 34 : ◯伊藤教育部長 選択 35 : ◯大庭委員長 選択 36 : ◯近藤委員 選択 37 : ◯大庭委員長 選択 38 : ◯伊藤教育部長 選択 39 : ◯大庭委員長 選択 40 : ◯近藤委員 選択 41 : ◯大庭委員長 選択 42 : ◯伊藤教育部長 選択 43 : ◯大庭委員長 選択 44 : ◯岡本委員 選択 45 : ◯大庭委員長 選択 46 : ◯伊藤教育部長 選択 47 : ◯大庭委員長 選択 48 : ◯岡本委員 選択 49 : ◯大庭委員長 選択 50 : ◯伊藤教育部長 選択 51 : ◯大庭委員長 選択 52 : ◯岡本委員 選択 53 : ◯大庭委員長 選択 54 : ◯伊藤教育部長 選択 55 : ◯大庭委員長 選択 56 : ◯岡本委員 選択 57 : ◯大庭委員長 選択 58 : ◯伊藤教育部長 選択 59 : ◯大庭委員長 選択 60 : ◯田中委員 選択 61 : ◯大庭委員長 選択 62 : ◯伊藤教育部長 選択 63 : ◯大庭委員長 選択 64 : ◯田中委員 選択 65 : ◯大庭委員長 選択 66 : ◯伊藤教育部長 選択 67 : ◯大庭委員長 選択 68 : ◯森杉副委員長 選択 69 : ◯大庭委員長 選択 70 : ◯伊藤教育部長 選択 71 : ◯大庭委員長 選択 72 : ◯森杉副委員長 選択 73 : ◯大庭委員長 選択 74 : ◯伊藤教育部長 選択 75 : ◯大庭委員長 選択 76 : ◯大庭委員長 選択 77 : ◯大庭委員長 選択 78 : ◯大庭委員長 選択 79 : ◯山本理事 選択 80 : ◯山本理事 選択 81 : ◯山本理事 選択 82 : ◯山本理事 選択 83 : ◯山本理事 選択 84 : ◯山本理事 選択 85 : ◯山本理事 選択 86 : ◯山本理事 選択 87 : ◯山本理事 選択 88 : ◯山本理事 選択 89 : ◯山本理事 選択 90 : ◯山本理事 選択 91 : ◯大庭委員長 選択 92 : ◯大河原企画財政部長 選択 93 : ◯大庭委員長 選択 94 : ◯大庭委員長 選択 95 : ◯木下委員 選択 96 : ◯大庭委員長 選択 97 : ◯近藤委員 選択 98 : ◯大庭委員長 選択 99 : ◯岡本委員 選択 100 : ◯大庭委員長 選択 101 : ◯田中委員 選択 102 : ◯大庭委員長 選択 103 : ◯森杉副委員長 選択 104 : ◯大庭委員長 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                (午後1時31分 開会)      開   会 ◯大庭委員長 それでは、おそろいだものですから始めたいと思います。伊藤教育部長は、若干、遅参されるようでありますので、会を始めさせていただきたいと思います。  立春が過ぎまして、春になりました。暦の上では春ということですが、大分寒さも和らいできたかなと思います。それぞれ御多用のところ、皆さんお集まりをいただきまして、第19回のICT活用特別委員会を開催させていただくこととなりました。  一昨年6月よりスタートして1年7カ月余となりますけれども、皆さん方の御協力をいただく中でこの会を進めさせていただきました。昨年11月9日に、皆さんの意見を集約した形で、ICTの活用に関する意見書ということで提出をさせていただきました。ある意味、使命というのは終わったかなと思いますけれども、あともう二つほど、どうしても皆さんとともに整理しておきたい件、今日やらせていただくこととなりました。  一つは、第3次ICT推進計画の進捗状況と令和3年度ICT関連事業の概要ということで、一昨年、このICTの3次の計画できましたけど、この進行管理をやるということで計画の中に約束されておりますけれども、それがまだやっておりませんので、今日、締めくくりとして、当局から御報告いただきたいと思います。  あわせて、第2次の袋井市教育情報化推進計画ということで、平成27年度に1次ができましたけれども、その後、GIGAスクールを含めまして、大幅に変わっております。新たな2次の計画について、教育部長のほうから御説明いただくということで、今日、2件をアジェンダとさせていただきます。  後段、当局からの総括ということで、部長、理事からお話しいただくとともに、皆様方からも、お気づきの点があったらお言葉をいただきたいと思います。  いずれにしましても、今日、締めくくりとさせていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、座って会を進めさせていただきます。  最初に、当局を代表いたしまして、大河原企画財政部長から御挨拶をいただきます。お願いします。  大河原企画財政部長。 2: ◯大河原企画財政部長 改めまして、皆さん、こんにちは。  今日は第19回目ということで、特別委員会の開催をしていただきましてありがとうございます。  今、委員長からもお話がありましたように、およそ1年と7カ月ですか、この間に約20回の委員会を開催するって、すごい会議を重ねていただけたなと。先般は意見書もいただいております。  来年度の当初予算、それから15カ月予算と言われる2月補正予算、これもほぼ固まりました。あと、定例会のほうに付託をさせていただいて御可決をいただくということになるわけですが、やはりコロナ禍ということもあって、我々も予算審議をする過程の中では、このICTという、これが全ての分野にわたって、どういうように市に対して貢献できるかというのか、市に対してその取組が充実を図れるかという、そういったことを一つのポイントとして、予算の編成に当たってまいりました。今日はそうしたことも含めて、過去を振り返りながら、ぜひこれから先のデジタル化、ICT化、これをどう描いていくかということを、我々の中でも当局として考えながら、最後の委員会に臨みたいなと思っています。  1点、ICT政策課のほうで取り組んでまいりました、あと市民課のほうと協力して取り組んでまいりましたデジタルキャンペーンの状況でございますが、12月20日から先月末までキャンペーンを行ってまいりまして、マイナンバーカード自体の交付率は2万4,000件余ということで27.3%、この割合は35市町中第10位、今まで12位とか13位と言っていましたけど、10番目に、トップテンに入ってきているということです。  やはりこのキャンペーンの中で一番思ったのは、待っていたのではなかなか推進できない。外へ出ていって、商業施設でPRしたりということをやったおかげで、非常に県下トップクラスの、ここ一、二カ月の高い伸び率を示しています。そんなこともあって、これは今後、引き続きマイナンバーカードの普及に全力を傾けてまいりたいなと思います。  5,000円分のポイントがつくこのデジタルキャンペーンですが、応募の状況につきましては、約3,700件余の応募がありました。5,000件を目指して頑張ってまいりましたけれども、実際には3,700件と、期間も短かったということもありますけれども、私個人的には、初期の目的は達成できたかなと、このような感じでございます。  本日は限られた時間になろうかと思いますけれども、忌憚のない御意見、御提言をいただきますよう、よろしくお願い申し上げまして、私からの御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
    3: ◯大庭委員長 ありがとうございました。  それでは、早速、報告事項に入ります。  ────────────────────────────────────────      報告事項         ア 第3次ICT推進計画の進捗状況と令和3年度ICT関連事業の概要に           ついて 4: ◯大庭委員長 初めに、ア、第3次ICT推進計画の進捗状況と令和3年度ICT関連事業の概要についてということで、御報告をいただきたいと思います。  小柳津ICT政策課長。 5: ◯小柳津ICT政策課長 (省略) 6: ◯大庭委員長 当局の報告が終わりました。  ただいまの報告について、御質問等ありましたらお願いしたいと思います。  木下委員。 7: ◯木下委員 御説明の中で、4ページの、インターネットを活用した地域運行バスの配車システム構築、逆に言えば、物がないところでデジタル化を、配信システムを構築していくというのはなかなか難しいかなとは思うんですけれども、いわゆる現場の利用する状況と、それからデジタルとの関連性というか、その辺は今後どのように考えていかれるのかという、担当課とお話をされながらしていくと思うんですけれども、さらなるシステム構築に向けては現場の充実が必要かなと思うんですけど、その辺はいかがかなというのが1点と、それから、次の5ページの7番目の地域における多言語翻訳システム、これ、現状の利用率というか、例えばポルトガル語が多いのか、ベトナム語が多いのか、英語が多いのかとかという、分析的なことは何かされているのか、あるいは今後の、袋井市のほうはポルトガル語が非常に多いんじゃないかなという感覚はしているんですけど、ただ、感覚的なところのみなので、利用率的なところは現時点で把握されているか、もし把握されていないのであれば、今後どのようにされていくかという、その2点をお願いします。 8: ◯大庭委員長 小柳津ICT政策課長。 9: ◯小柳津ICT政策課長 では、木下委員の御質問にお答えを申し上げます。  初めに、自主運行バスの関係のシステムでございますけれども、先ほど御説明もさせていただいたように、なかなか自主運行バス自体の運行が拡大しないという中で、システムの利用促進を図るというのが難しい状況にあるということであります。  一方、このシステムを構築するに当たって、先行的に実施している地区などにいろいろヒアリングをしてこのシステムを組んでいっておりますので、一応、業務の流れみたいなのは、システム化することで整理ができたといった状況であります。  ですので、こういったことを、少しシステムも御覧いただきながら、地域協働バスってこういうものだよということを、まだ未実施の地域の方にお話しできるような機会を今後設けていきたいということで、担当課とは話をしているところでございます。  まずは、本年度は計画策定が優先されましたので、まずそれを重点的に進めて、今後の取組の中で、やはり皆さんにこういったシステムを御覧いただきながら、また、そういったシステムの、実際にお使いいただいて、試していただいて、またその情報をこちらにいただいて改修をするというような形で循環させながら、地域の皆さんの利便性向上につなげていければなと考えているところであります。  続いて、多言語音声翻訳システムの関係ですけれども、やはりこちらは、既に窓口に導入されておりまして、それぞれに活用は進んでいるというような状況で伺っております。詳細な、言語に対してどれだけのデータというのは、本体のサービスのほうにつながっているものですから、なかなかカウントできないということもあります。ですので、詳細な数字はつかんでおりませんが、利用が、もう普及がある程度進んでいるということでの理解をしているところです。  やはりポルトガル語などは通訳の方もいらっしゃいますので、その辺はいろいろな形で対応ができるんですけど、少数言語に対して、やはり利用者が少ない言語などについては非常に役立っているというような窓口の声もいただいておりますので、やはりこういったものはもう必須アイテムとして、これから徐々に浸透していくものと考えておりますので、外国人市民の方のそういったサービス向上に向けて導入を進めてまいりたいと考えている次第でございます。 10: ◯大庭委員長 木下委員。 11: ◯木下委員 非常に、今御説明いただいた中で重要かなと思ったのは、自主運行バスのほうなんですけど、利用者の方にぜひ、こういうシステムを使うと非常に利便性が高くて使い勝手がよくなるよ、自家用車、なかなか免許返納したくてもできないという方もいらっしゃると思うんですけど、利便性が高いですし、利用するのに非常に不便がないよということを、それこそ先ほど部長のお話もあったように、出向いていってぜひプロモーションしていっていただけると、今後の公共交通のモデル地区になるんじゃないかなと思うものですから、ぜひその辺はお願いしたいなと思うんですけど、その辺に関して、もし御意見ありましたらお願いしたいというのと、やはり今、少数言語というか、袋井市における少数言語、逆に英語のほうが少数言語になっちゃっているのかもしれないというところに少し課題があるかなと思って、今後、オリンピック等、あるいは万博等がどうなるのか分かりませんけれども、ワールドカップ以降、英語圏の方も今後見込まれるというか、見込んでいかないと、環境産業とかも課題が出てくると思いますので、ぜひその辺も、できれば言語ごとのデータを取っていかれるのが非常にいいのかなとは思いますので、それに対してまたコメントがあればよろしくお願いします。 12: ◯大庭委員長 小柳津ICT政策課長。 13: ◯小柳津ICT政策課長 木下委員の御質問にお答え申し上げます。  地域運行バスの関係については、やはり利用者の皆さんの声がまずは重要かなと思っています。やはり我々が一方的につくり上げたシステムを使っていただくということではなくて、使った、そういった経験、体験に基づいていろいろ御意見を承る中で、よりよいものにつくり上げていくというところが必要かなと思っています。ですので、やはり運用面を視野に入れながら、その運用に合ったシステムに少しでも近づけるように、そこはじっくり取り組んでいきたいと考えているところでございますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。  それから、多言語音声の翻訳システムの関係ですけれども、当初はインバウンドなどを少し意識して、ラグビーワールドカップもありましたので導入しましたが、やはり袋井市にあっては外国人市民の方も非常に多いということで、そういった国際化でもって、外国人市民の方の多い自治体間で協議会みたいな形のものを設立して、お互いに意見交換などをする中でも、こういったツールの活用の仕方みたいなことはテーマに上がっています。  来年の予算の中では、さらに、文字起こしみたいな機能もできるようなツールの導入を検討しているということでありますので、やはり少しずつ技術も進歩していますので、それに合わせて運用面も改善しながら、なるだけそこを、言葉が通じなくても円滑にやり取りができるように進めていきたいと。こちらもやはり利用者の声を伺いながら、様々な取組を進めていきたいと考えておりますので、本件についてもよろしくお願いしたいと思います。 14: ◯大庭委員長 ほかに。  田中委員。 15: ◯田中委員 13ページ、最初に国の動向と書かれているわけですけれども、デジタル庁が秋に創設されますよと。そうすることによって、地方自治体の方針というか方向性みたいなものも多分出てくると思うんですけれども、大きく言って、そのために今、袋井市というか、こういう地方自治体がどういうことをしなくちゃいけないのか。ここに出ているように、自治体システムの統一化だとか標準化というのを一応急務だよと、これが大きな目標だよということはよく言われているわけですけれども、そのために何をしなくちゃいけないのか。それがいつ頃、少し分かりませんけれども、何年後ぐらいまでに国のほうの方針が出て、そのために袋井市の来年度の予算にはどういうことを事業として組み込み予算化していくのかというのが、先ほど予算のこともありましたけれども、もう少しその点を説明していただきたい。  標準化するためには、まず考えられるのは、自治体がマイナンバーカードでしっかりと素地ができているよということは大事だと思うんですね、きっと。それで今、一生懸命、袋井市はやっているのかなと私は理解していますけれども、そういうものがやはり大前提になるというのは考えられる、それ以外にどのようなことがあるのか、少し教えていただきたいと思います。 16: ◯大庭委員長 小柳津ICT政策課長。 17: ◯小柳津ICT政策課長 では、田中委員の御質問にお答えを申し上げます。  様々な情報から、国のデジタル庁創設、本年秋ということで報じられているところでありますが、本市にあっては、やはりこのICT推進計画、これまで進めてきたものと国の動向などを並行して見定めながら、まずはそういった足元から改善できることは素早く着手をしていく、そして、将来的なところで、稲継先生などの御講演でも再三言われているような2040年問題にしっかりとタッチしていけるような、そういった中長期的な目標も定めながら進めていかなければいけないということで理解をしているところであります。  やはりベースとなるものは全てデジタルということになりますので、紙のものをいかにデジタル化するかというところでの基礎的な部分、まず基盤づくりというような部分は優先して進めていかなければいけないであろうと考えているところなんですが、中でも特に重要なのが、従来の業務を置き換えるのではなくて、今ある業務を再構築して、今後の時代に合ったサービスに変換していくということであります。  ゆえに、本委員会でも御説明申し上げたようなBPR研修などを通じて、職員のそういった業務改善に対する取組、こちらの定着化を図る、それからEBPMのような、きちっとした根拠を持って各施策の立案につなげていく、そういったところはやはり欠かせないかなと思っておりまして、来年度予算にもそういった取組は特に重点的に入れさせていただいて、今回、皆様にお諮りするといったような状況で進めております。 18: ◯大庭委員長 田中委員。 19: ◯田中委員 少し最初に申し上げたんですけれども、少し国の方針というか、そこら辺が、デジタル庁ができたことによって、今後どんな、どういうスケジュール感というか、計画あるいは国のほうの方針に従って地方が進むべき方向とか、そこら辺、少し理事のほうで分かったら教えていただきたいなと思います。 20: ◯大庭委員長 山本理事。 21: ◯山本理事 昨年の年末でございますね。12月のもう25ですかね、28でしたか、本当に年末に、総務省の地域力創造グループ、自治行政局の連名で、自治体DX推進計画という計画が公表されました。この計画自体は、例えば法令に基づいて各自治体にDX推進計画をつくりなさいというようなものではございませんでして、まずはその前段として、国が幾つかの支援メニューを束ねて用意して、これ、こういった幾つかの支援メニューだったり、やってほしいこと、着目すべき観点について整理をしたので、各自治体のほうでは、それを参照しながら、おのおの自治体のデジタル化、ICT化を進めていくようにというものが去年の年末に出たところでございます。  具体的には、例えば項目ですと、組織体制をしっかり、今まで、例えば各市町の電算の担当職員だけに任せきりだったものを、首長が音頭を取って、きちんとした体制でしっかり進めていきなさいよということですとか、あるいはデジタル化というものを、内部職員だけですとなかなか難しいところがあって、外部の知見だったり経験みたいなものも上手に活用しなさい、あるいは、今年の今のところ夏を目途に、じゃ、具体的にいろいろな事業分野において、自治体がどういうようなことでデジタル化を進めていったらいいのかというところについて、どの程度の粒度か、詳しさかというところはあるんですが、夏を目途に、推進手順書みたいなものを、自治体に対して国のほうで公表するというところがございます。  あわせて、デジタル庁との関連で申し上げますと、システムの標準化の部分でございます。まずは、総務省のほう、国のほうから、最終的に幾つかのシステムをクラウド上で共同利用するために、そちら側に最後、乗り換え、引っ越せるように、標準的な仕様書というものを、今、例えば税ですとか住基の関係で整理をしましたというところで、今後5年で引っ越せる準備をしなさいと。そのための基金ですとか地財措置みたいなものを国のほうで用意したと。それで、目ぞろえがある程度、今まで個別のシステムでカスタマイズが多かったというものが、整ったものから、最終的には国のクラウドのほうに、ガバメントクラウドと呼んでいるんですが、そっちのほうに国の各省庁の行政のシステムも、自治体の一部のそういったシステムに関しても乗っていけるといいねというところで進めておるところでございます。  他方、恐らくなんですが、やはり技術的には、あとはコスト的、いろいろな問題のところからそう簡単ではないというところはあるので、一気に、例えば5年たったらがらっと全部というのはどうしても難しい世界でございますので、順次、5年間、場合によっては最終的には10年のスパンぐらいの中で、各自治体が個別にカスタマイズする必要のないシステム、みんなそろっていたほうが明らかに利便性があるというシステムについては、集約化、クラウド上に集約する方向というのを、国は全体としては示しておるという状況でございます。 22: ◯大庭委員長 ほかに。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 23: ◯大庭委員長 ないようですので、この件につきましてはこれで終了したいと思いますが、いずれにしましても、体系図、3ページにもありますように、31項目を総括していただいて、計画より進んでいるものが7件、計画どおり進んでいるものが19件、若干遅れているものが5件ということで、大変当局、頑張ってくれているじゃないかなと思います。進行管理、特別委員会でもさせていただいたということで、今、理事からもお話がありましたように、国が非常に速いスピードで進んでおりますので、DX、デジタルトランスフォーメーション、自治体としてもこれにしっかりついていく、むしろアドバンテージを持って進めなければいけないということを認識したところであります。  それでは、この件につきましては、これで以上で終了としまして、若干早いですが、ここで、この時計で30分まで休憩とさせていただきます。暫時休憩いたします。                (午後2時18分 休憩)                (午後2時26分 再開) 24: ◯大庭委員長 休憩前に引き続きまして会議を再開させていただきます。  ────────────────────────────────────────         イ 第2次袋井市教育情報化推進計画について 25: ◯大庭委員長 次に、イ、第2次袋井市教育情報化推進計画についてを議題とさせていただきます。  伊藤教育部長。 26: ◯伊藤教育部長 (省略) 27: ◯大庭委員長 当局の報告が終わりました。  ただいまの報告に対しまして、質問等ありましたらお願いします。  最後に部長がおっしゃったように、この後、12日に部長会、19日に教育委員会、それで2月定例会で常任委員会でということで、先駆けて特別委員会が大事だということで御報告をいただきました。そのこともお含みの上、また御質問お願いします。  木下委員。 28: ◯木下委員 13ページ、袋井市の課題というところなんですけれども、かなりたくさんの課題で、もう大変、今後やっていかなきゃいけないことがたくさんあるということなんですけど、この一つ一つを少し拝見させていただいて、まず最初の、子どもたちのICTというところの、授業に主体的に取り組みというところなんですが、これ、課題、「自信をもって答えられる児童生徒が半数以下」であるというのが現状なんですけれども、半数以下で合っているんだけど、その取組が、それに対する取組ができていないのか、やっているんだけど効果がなかったことが課題なのかというところが、少し何か書かれているところが、あるいは、その次の情報モラル・リテラシーが十分でないことによるトラブルということは、これを解消しようとして何かの策をやっているのか、あるいは全くやっていなくて、今後やらなきゃいけないよという課題なのか。ルールづくりであれば、ルールづくりができていないことが課題なんだろうなとは思うんですけれども、その辺の最後の一言が全体的に、例えば次の教職員のICTのというところの、教員間の差とか学校間の差、これを是正しなきゃいけないということが課題なのか、現状差があるよということは、現状を述べられておると思うんですけどね。これを是正しなきゃいけないという、それができていないのが課題なのかなと思います。  次の育成研修とかも、育成研修の回数はやっているのか、あるいは数が問題なのか、質が問題なのかというような、課題がどこなのかを少し全体的に明確にされたほうが何かいいのかなというところが、全体を通しての、袋井市の課題のところの、読んでいて少し分からないなというところがあったので、そこら辺をもう少し明確にされたほうが分かりやすいかなというところが1点と。  それから、タブレットを使って学びをする場合の基本的な書き順とか加減乗除とか、あるいは解剖などの実態的な実験とかというのは、これは今、タブレットを活用する場合に、どのように考えているかというところが知りたいなというところで、そこも課題の一つではないのかなとは思うんですけど、この辺はいかがでしょうか。  その取りあえず2点、お願いしたいと思います。 29: ◯大庭委員長 伊藤教育部長。 30: ◯伊藤教育部長 袋井市の課題ということでございますが、すみません、少しプレゼン用に抜粋で、言葉だけ抜いてございますので、本編ですと、9ページから、課題、書いてきてございます。これは課題ということで、全て改善していくことが大事なところを少し抜き出しで書いてございます。  それで、課題という整理をしているのも、今年度の早い時期からやってきてございますので、1,280台入れても、まだ全員に行っているわけじゃないものですから、そういった中で、使いたいのに使えないというようなクラスもあったりして、そういったことを踏まえると、子供たちのアンケート調査だと、まだまだ主体的に取り組めていないと自分を評価しているというような、そういった子供たちが半数ぐらいいるよということでございます。  ただ、実際、今、1人1台タブレットを入れて、3学期が始まってみて、アンケートというかインタビューしてきたところによると、やはりパソコンを使うと面白くて、自分の意見が言えたりというような、そういったところは出てきております。  それで、情報モラルとか、そういった、パスワードは人に教えちゃ駄目だよというような、やはりルールはつくってあっても、そのパスワードがどのように使われるかって、実は分かっていないんですよね。それで、友達の仲のいい子に教えてしまったら、仲のいい子がそれで中に入って、少し自分のロイロノートの中に落書きをされてしまって、そういったことがあって、それでやはり貸しちゃいけないんだなというような、そういったことを学んだりというような、そういうことがあります。これらの課題については、全て改善できるように、着実に進めてきているところでございます。  それから、2点目の質問でございますが、タブレットを入れて、いろいろな部分でタブレットを活用していくんですが、実は実験であるとか、あと幼児教育なんかで泥に触ってみるとか、小学校なんかも外に出て匂いを嗅いでみるとかという、そっちのリアルな体験というのはもう大前提でございます。その部分をどうやって補完できるか、リアルを体験したものでもっと深く調べたいというときに、インターネットとか動画を見てさらに補完するということはできますので、今までの実験で本当にやっていたものを全て模擬でしてしまう、バーチャルの世界にするかというと、決してそういうことではないということで、できる限り実体験を大事にしながら、それで袋井市は環境もいいものですから、そういったことを大切にしながら、タブレットも併せて使っていきたいと考えてございます。 31: ◯大庭委員長 ほかに。  近藤委員。 32: ◯近藤委員 伊藤部長からいろいろと話を聞いて、なるほどな、世の中の移り変わりと同時に、袋井も、県もそうですけれども、袋井市も目まぐるしく施策が変わる中で、一生懸命努力されているなということがつくづくよく分かりました。  私のほうで2点お聞きをしたいと思いますが、1点は、これ、13ページにも、今、木下委員のほうからも話がありましたが、課題ということで三つの項目に分けられていますけれども、やはり子供たちの学びと、それからそれを教える教職員の指導力、それからまたそういう環境というもの、この三つというのはやはり捉え方として私はいいと思うんですが、ただ、やはり特に教職員のところで少し気になっているところは、子供たちは情報モラル・リテラシー云々ということが少し説明がありました。教職員が、ここ数年の袋井市の教育を見ますと、幼小中一貫教育、さらにはICT教育の充実というところから、これを進めていくのに、当然、いろいろな問題が起こってきている、子供たちもそうです、教職員の、先ほどありましたように、差とか、学校間の差とか、こういうようなものを解決あるいは解消に注力していく、そうなると、教職員の多忙化ということにどうしても行き着かざるを得ないような気がするんですが、その辺のところ、研修だけで間に合うものなのかどうなのか、ここの辺のところを少し懸念するところがありますので、それが1点。  それから、もう一点は、子供たち、当然これまでの教育と違って、第1次教育改革、第2次教育改革がなされてきて、そういう中での子供たちの評価の対象といいますか、判断材料は関心とか意欲とか態度、それから思考力、判断力、技能、表現力、それから知識、理解、この9項目あるわけですね。この9項目のうちの、今までの教育というのは、ややもすると知識だとか理解だとか、あるいは技能だとか、その辺の数値に出るようなところを重きに置いてきたんですが、ICTになると、必ずしも数値にこだわらないと、今先ほど話がありましたように、子供たちの協働的な学びだとか、個に応じた学びを通じて、最終的には主体的・対話的で深い学びを、さらに生きる力まで行き着くということを考えたときに、ICT教育が、これまでの教育と違って重きを置くところは何なのか。知識、理解、技能ではなくて、関心、意欲、態度云々というところ、その辺のところの兼ね合い、その辺のところをどう考えられているのか、少しお聞きをしたいと思います。 33: ◯大庭委員長 伊藤教育部長。 34: ◯伊藤教育部長 それでは、まず1点目の教職員の多忙化というところでございます。  確かに今、1人1台のタブレットが入って、それで、教員の中でも、やはりふだんからパソコンをあまり使っていなかった教員という人たちは、使い方のところから入らなければいけないということで、少しそこのところは多忙感というか、新たなことを覚えなきゃいけなくなってしまったなということは、声は聞こえてきております。  ただ、例えば一つの単元をどのように指導していくかという、そういった案をつくるとき、今までは紙ベースで作ったりしていたのを、今度は一緒になって、同じ学科、同じ学年とかだと、それを共有化したりして、それをデジタル職員室の中に入れていくことによって、少し事前の指導のやり方とか、あと、そういったことで少し時間を短くできる、そういったところがございますので、スタートの時点では少し多忙化は感じるのかもしれませんけど、実際1,280台入れた中で出てきている意見は、同じ学年を見ている教員同士で情報の共有化、これで少し今までより楽になったとか、そういった話がありますので、よりそういったデジタルのよさというか、情報が共有化できるような、そういったところには力を入れていきたいと思いますし、ICT支援員を多く来年度入れていくということで、予算の要求もしているところは、こういった多忙化のところに少しでも人を当てて、覚える時間なんかもつくっていただくとか、そういったところに考慮したものでございます。  それから、子供たちの評価のところでございますけど、今までは、先ほど近藤委員から言われたように、暗記してどれだけ覚えていますかみたいな得点とか、そういう数字で認知できる能力、認知能力のほうに重点を置いてきておりました。  しかし、今の時代、確かな学力といっても、覚えるだけの学力じゃなくて、それを使い回しできることも含めて学力だと国でも言い始めておりますので、先ほどの言葉をいただくならば、非認知能力という、興味、関心を持つとか、友達と議論するコミュニケーション能力がある、そういったところが大事になっていきまして、まさにICTを入れると、興味を持って、どんな広いところでも調べに行けるんですよね。  ですから、そういった興味を持ってもらう、それを今度、自分で使える能力、友達に発表できるような、そういったところの能力というのがより評価されていく、大事になっていくということではないかと思います。これが、やはり生きる力にもつながっていくと捉えております。 35: ◯大庭委員長 近藤委員。 36: ◯近藤委員 分かりました。  そうはいうものの、幼小中の一貫教育を終えて、子供たちは高校へ多くの者が進学をし、さらには大学へ行く者も出てくると思うんですね。そうしたときに、どうしても最終的には、中学から高校へ行くときには高校入試があるわけですね。そこのところではまた、思考力を試す問題とかいろいろ言いますけれども、やはり数値にこだわらざるを得ない状況が生まれてきてしまうと。  そう考えると、やはり中学の段階で難しいなと正直私も思いますし、どういう方向性がいいのか。生きる力を最終的につけると、これは全然問題ないことだと思うんですが、それに行き着く中に、やはり一面的には高校入試、大学入試というような、そういう先をにらんでのところも押さえておかなければならないということは感じています。  それからもう一点、やはり子供たちの学びだとか教職員の指導力、あるいはICTの家庭等の環境、これ、全部見たときに、一面では、まだ数値的なしっかりとしたものは出ておりませんけれども、やはり目をよく使うということで、視力の低下は当然考えなければならないし、これをある程度想定したものを持っていなければならないと思うのが一つと。  それからもう一つは、道徳とか、あるいは社会的な規範、それをICT教育を通じて、どう並行して教え込んでいくか。やはりそういう機械が自由に使える、あるいはそういうことを生かして自分の興味、関心を高めていく、そういう専門分野に自分が入っていく、これ、いいことだと思うんですが、やはり人間が生きていく限りは、人との関わりの中で生きていくわけですので、そういう道徳性とか、あるいは社会的な規範というものをやはりしっかり教え込むというのをICT教育を通じてやっていただきたいと思いますが、その辺のお考えはいかがでしょうか。 37: ◯大庭委員長 伊藤教育部長。 38: ◯伊藤教育部長 それでは、少しまた複数御質問ありましたので、順次お答え申し上げます。  やはり子供たちの学力、特に基礎基本的なもの、特に小学校の低学年で文字を覚えるとか漢字を覚えるとか、そういったところについては、ノートに書くように、中にはタブレットに書いてとかということもあるのかもしれませんけど、しっかりそういったことで覚えていく必要性があろうかなと思います。  それで、それがやがて上の学年になればなるほど、少しずつ自分が覚えたものを使えるような力というのが必要になっていくと思いますし、今、大学入試でも、最先端のところは、それこそもうスマホ持込み可で、その中でも調べて、それに対して自分の意見を論文のように書いていく、そういったところも出てきているように聞いております。  そうしたことから、今、まだ高校入試というと、やはり主要5科目の得点みたいなところでございますが、少しずつGIGAスクール、ICTを使ったものということになると、単に覚えていますかじゃなくて、例えば時代背景はどうだったのかみたいなところの考察とか、いろいろなことが、ただ、採点するのが難しくて、なかなか入試には入れづらいというような話も聞いたことがございますが、そういったことがあるかなと思います。  やはり、先ほど暗記するだけがということで言いましたけど、しっかり覚えておく、基礎基本を覚える、その後で応用で使い回せる力というものを発揮できるようにしていかなければいけないなと思います。  それから、1人1台タブレットを入れましたが、全て授業中タブレットを見ているわけではなくて、やはりタブレットを使う場面と使わない場面というのを、今、どのように仕分けていくかというところも教員の中でやってきてございます。  そういった中で、視力の話、特別委員会の中でも何回も出てきておりますけど、とにかくずっと見ていると確かに目が疲れるんですけど、そういうことをできるだけ避けながら学習を組み立てていったりとか、そういったこともしていかなければならないなと思っております。とにかくタブレットというのは道具でございますので、道具としてうまく活用する、身体に影響がないように、より能力が上がるように使っていきたいと思っています。  それで、道徳のところでどうやってタブレットをということでございますが、もしタブレット直接ではないんですけど、じゃ、パスワードとかアカウントを使っていたずらをするようなことが、これからタブレットの時代はできるけど、それに対してどのように思うのか、どういう行動が正しいのかとかということを題材にして授業を組み立てるとか、そういったこともできるのかなと思いますし、あとは、意見の発表なんかも、手を挙げて発表だけじゃなくて、子供たち全員が打ち込みで意見をやって、それをみんなで見比べることができるとか、そういったことでも使い方はあるかなと思います。  どのように使っていくかというところは、まだ教員と一緒に完全な議論ができておりませんし、どういった使った事例があるということもこれから共有化しながら、よりしっかりICTを活用した教育が進んでいくように、各教科ごとでしっかり検討していきたいと思います。 39: ◯大庭委員長 近藤委員。 40: ◯近藤委員 分かりました。
     タブレットは確かに道具ですので、これまでの授業というのは黒板に書いて、そして漢字を書いて、数字を書いてという展開が多かったわけですけれども、それは子供たちのできるできん、能力的なことを考えますと、平面的なものです。ただ、タブレットを使うとなると、やはり1人1台みんな持つわけですので、そこに数字が書けるだとか漢字が書けるだとかいうもののほかに、タブレットの運用能力が入ってくると思うんですね。  そうなると、例えばいじめだとか、あるいは差別だとか、そういうからかいだとか、そういうようなものがより立体的になってくるというのを私、少し心配するんですね。その辺のところを踏まえた上で、今度プレゼンするときには、皆さんに伝えていただけるとありがたいなと思っております。ありがとうございました。 41: ◯大庭委員長 伊藤教育部長。 42: ◯伊藤教育部長 今、御指摘のように、例えばいじめの問題でも、面と向かっては言わないようなことを、タブレットの打ち込みで、SNSなんかを使うと、思った以上にきつい言葉が平気で入力できてしまうとか、そういったこともございます。しっかり、今、御指摘いただいたことを踏まえて説明もしていきたいと思いますし、この計画の中にも生かしていきたいと思います。ありがとうございます。 43: ◯大庭委員長 ほかに。  岡本委員。 44: ◯岡本委員 じゃ、ICT支援員のことについてお伺いします。  推進計画の27ページを見ますと、本市では、平成28年度から4校に1人のICT支援員を配置しとありまして、小学校が12校、中学校が4校ですと、単純に割りますと、ICT支援員というのは4人いたのかなと思うんですけれども、その4人の方が、左の26ページを見ますと、端末の台数が、LTEタブレットが1,280台、GIGAスクール対応で6,700台、これだけの台数をフォローするとなると、かなり実際には大変かなと考えられます。  今までICT支援員がどのように機能してきたのか、どんな問題があったのか、どういったスキルを持った人が担当してきたのか、立場がどうなったのかというようなことを少し教えていただきたいというのと、それから、今後のスケジュールですけれども、先ほど伊藤部長の話に、国の補助で令和3年度は月の巡回回数が1校当たり7回から8回に増えると。そうすると、人数にして、どのぐらいの人数で対応していくのか、それも、その内容が片方で、現地訪問支援の業務内容の最適化について研究していくということで、現地訪問支援が主体となるような記述もありますし、片方で、リモートICT支援サポートの、そういった活用を図っていくということで、実際、軸足がどのようになっていくのか。  先ほどの伊藤部長の話の中に、永久にというわけにはいかないということで、令和4年度以降、配置回数減が図られていくということで、そういった、これは一過性のものなのか、先々、もう一定の効果が見られたら減員をしていくのか、そういった流れについて少し御説明をお願いします。 45: ◯大庭委員長 伊藤教育部長。 46: ◯伊藤教育部長 それでは、ICT支援について御回答申し上げます。  もともとタブレットとかをたくさん入れる前のICT支援員って何をやっていたかというと、袋井版学調、それをやった後、そこを分析して、それでどのように授業を改善したらいいか。ですから、どちらかというとベネッセとか、そういう教育機関、そういったところから御協力をいただいて、ICT支援員というような形でスタートはしてきてございます。  ただ、1,280台、今度タブレットを入れまして、今まではパソコン教室に大きなパソコンしか、持ち出しもしなかった。それで、各教室に持っていけるようになって1,280台、より多くの教員が使うようになってから、端末、タブレット自体の使い方とか、あとは、アプリはこう活用したほうがいいよとか、そういったような支援もしていただきながら、1年半ぐらいが過ぎてきてございます。  それで、今、教員からお話があるのは、子供たちも、使い始めたとき少し差が出てきてしまったりするので、教室の中を一緒に回ってもらったりしながら少し支援をしてほしいというような話が出てきてございます。それとあとは、今まであまりパソコンを普通の中でも使ってこなかった教員なんかが、少しいろいろ空き時間の中で教えてほしいとか、そういったところに力を入れてほしいというようなところでございます。  それで、国自体もGIGAスクールということで、端末は整備をされても、実際、その使い方が、全て教員の人が入ったと同時に使えるというわけではなくて、そういったこともあって、来年度についてはこういったICT支援員、そういったものを文部科学省の中で大きく予算化をしていただいております。ですから、そこは漏れることなく、我々もしっかり手を挙げて、できるだけ多くの回数を回っていけるような、そういった状況をつくり出そうとしております。  ただ、実際、人数はということですと、今、大体4校に1人で月2回ぐらい回っているということになると、かなり空き時間が多いんですよね。ですから、4校に1人という人数を大きく2人にするのか、4校に1人なんですけど、回るのが、ですからその1人が毎日ほとんど回ってくれているような、そういった状況にするのか、そういったところを、今、どっちがより効果的だというところを話をしながら、また、ICT支援員のどこに委託をしていくのが一番いいのかというところで、そういった準備作業を行っているような状況でございます。 47: ◯大庭委員長 岡本委員。 48: ◯岡本委員 質問の中に入れました、今後、一過性のものなのか、そこのところを少しお願いします。 49: ◯大庭委員長 伊藤教育部長。 50: ◯伊藤教育部長 すみません。答弁漏れがありまして申し訳ありません。  一過性のもの、本当の、令和3年度だけとかという一過性にはならないかと思いますが、今、新しく教員になってくる新採なんかを見てみると、もう大学とかでかなり使い込んできているんですよね。ですから、新採の子たちが、袋井市に入った子、話を聞いてみると、電子黒板があって、自分で作ったパワーポイントのものを映し出しながら授業ができるような状況で、非常に、袋井に来た教員の子は授業がやりやすいというような話も聞いております。  ですから、これから教員になってくる人たちについては、もうどんどんこういったことが使えるような状況の人たちが教員になっていく、それで、今は、今まで板書でずっとやってきたような方々がイメージを置き換えてやるところに少しサポートが欲しかったりということでございますので、このサポートがどこまで長く続けられるかというと、そこもかなり、人件費ですので大きな金額になってまいりますので、難しいところがございます。  ですから、初めから永久にとかということではなくて、やはり少しずつ減をしていく。我々も、仕事の中で新しいソフトが入ると、初めは少し研修会をやっても、あとはお互いにOJTの中で教え合いながらやっていくような、そういったこともございますので、もういきなり来年度、次やりませんということは決して考えてございませんが、適切に少しずつ減らしていくというような方向性は、これは考えておかなければならないことだということで、今回記載のほうをしてございます。 51: ◯大庭委員長 岡本委員。 52: ◯岡本委員 先々の流れについて、それで理解できたわけですけれども、そうしますと、令和4年度以降、配置回数減を実施していくという、その前提としましては、教員のレベルが新採によって順繰りに今の時代に合ったレベルに達していくと、そうしたことを前提として回数を減少させていくというイメージでよろしいわけですか。 53: ◯大庭委員長 伊藤教育部長。 54: ◯伊藤教育部長 すみません、新採はあくまでも例でございまして、全ての教員が1人1台端末での授業をこの3学期から開始していきます。それで、それが1年あって2年あって、3年、4年といくときに、多くの人たちがもう実際それを使って指導していくことによってその蓄積があって、それで、それを教員同士の中の研修会でも共有化していくということがなされていくことによって、さらに外部からのICT支援員を数多く配置するということではなくて、もう少しまた別の研修とか別の課題に対応していくようなところに力を入れていくために、少しずつ身につけた後、今のICT支援員の役割は少しずつ減っていくのではないかということが今回の流れでございます。 55: ◯大庭委員長 岡本委員。 56: ◯岡本委員 最初の質問でいろいろ言って申し訳なかったんですけれども、もう一つは、現地訪問支援と、それからリモート支援の軸足といいますか、その辺の兼ね合いについてお願いします。 57: ◯大庭委員長 伊藤教育部長。 58: ◯伊藤教育部長 すみません。それにつきましても、答弁漏れで申し訳ありませんでした。  まず必要になるのは、現場の中で、最初のうちは、一緒に教室の中に入ってもらって支援していただくというところのニーズが高い、実際そういうことでございます。それがだんだんできていくと、こっちまで来ていただかなくても、リモートでもって、これについてはどうですかという相談ができるような、そういった支援員の配置で役割をなしていく、そういったところがございます。  それと、あともう一つは、タブレットのメンテの意味で、別契約で保守点検みたいなところを頼んでいる業務がございますので、そういったところの力もお借りしながら、しっかり対応できるようにしていきたいと考えております。 59: ◯大庭委員長 田中委員。 60: ◯田中委員 主体的・対話的で深い学びということで、アクティブ・ラーニングがそれに該当するよと。先ほどの伊藤部長の話にもありましたけれども、今までのいわゆるインプットの考え方から、これはもうアウトプットのほうに移ったんだよと。国のほうの資料を見てみても、確かに今までのインプット中心の授業から、アウトプット中心の授業に今度は移ってきたんだというような書き方をされているんですよね。  でも、確かに、人に伝えるとか、そういうものはロイロノートとか、そういうもので養われるのかもしれませんけれども、いわゆるタブレットを使ってインプットを非常に、そっちの理解するほうもすごく、例えば動画を使うとか、タブレットによって、紙の教科書よりも早く理解できるなと思うわけです。そういうことを考えると、そっちに移ったというのが私はどうなのかなと。  両方非常にインプットもアウトプットも、タブレットによってプラスになって、非常にいい結果になっているんだなと理解しているわけですけれども、そこら辺、何か国がそっちのほうへもう完全に移ったような書き方をしていますけれども、そこら辺の説明を1点いただきたいということと、あと、例えばこれを、タブレットを導入して、結果的には学力が上がるというか、総体的に学力でない部分、今言った、アウトプットで人に説明したりとかということも備わったというのも含めれば、そういう全体的にレベルが上がったとならないといけないわけですね、本来は。その評価というのをどうするのと思ったときに、じゃ、1年後、2年後に、今までと、これを使ったことによって、タブレットを使ったことによってこれだけ成果が上がったんですよということはどのように評価していくのかなと。  確かに学力の部分って非常に分かりにくいと思うんですね。そうじゃなくて、人に伝えるとか、そういう表現力が豊かになったとかというのは授業の中で実感できるかなと思うんですけれども、そこら辺、どのように、これは先の話ですけれども、推進計画を見て気がついた、その2点をお願いいたします。 61: ◯大庭委員長 伊藤教育部長。 62: ◯伊藤教育部長 まず1点目のアクティブ・ラーニング、この考え方でございますが、実は幼小中一貫教育とかいって、幼稚園とか小学校の低学年、まだ真っ白な状況の子については、分かりやすく伝えていく、一方的というわけではございませんが、説明をして、それでインプットを多くしていくということが非常に大事になってきます。これが先ほど御答弁申し上げた中の、例えば、基礎基本になるところでございます。  それで、それを今度少しずつ学年が上がっていったときに、友達とディスカッションをしてみるとかということで、自分の考え方をより定着させるとか、発展させるとかということが、アクティブ・ラーニングの一番の大きな考え方でございます。  今まで、日本の教育というのは、小学校も中学校も高校も、全部座って座学で一方的に先生が教えてくれて、それをしっかり理解するということだけだったんですけど、それをそれだけではなくて、お互い感想を言い合うとかという、要するに使える学力というか、そういったところが大事だということで、今、主体的・対話的で深い学び、アクティブ・ラーニングを中心にしましょう、だから先生もティーチングするだけではなくて、ファシリテーターといいますか、じゃ、そこ、グループになってこういうテーマについて話をしてみてねとかということが求められてきているということでございます。  結論から申しますと、当然、インプットも大事で、それが上の学年に行けば行くほどよりアクティブ・ラーニング、アウトプットの仕方というところが大切になってくる、そういったところをしっかり捉まえて指導のほうもしていきたいと考えております。  それから、2点目の評価のところでございますが、我々のロジックですと、ICT教育、個別最適化な問題も出してくれるということでいけば、全体的に問題を解く能力とかというようなところについては少しずつ上がっていくんじゃないかなというところでございます。  それで、GIGAスクール、全てのところにやりますので、ただ、そうすると、全国学調でやってほかのところと比較しますということではなくて、問題が同じようだったら、少し回答率がどうなのかだとか、平均ではなくて、勉強が苦手だった層が少し上に行ったとか、また、上の飛び抜けたところに入る子供たちが増えたとか、そういったところの事細かな分析をしながら評価していくというところが、これからより求められていくのかなと思います。  我々も評価の中で反省しているのは、平均を出してしまうと、実は、山が二つあるのかとか、そういったところがなかなか評価できていないんですけど、これを今度、ICTをやることによって、今まで、真ん中の層にターゲットを絞っていた人たちも、もっと難しい問題もできたり、苦手な子たちが易しい問題から復習しながらできたと。じゃ、こっちの人たちがどのように移動したかということも含めて評価をしていく必要性があると思いますし、そういった活用をしっかりやっていくということが、家庭学習のほうにも使っていけることになるかなと考えてございます。  評価の仕方につきましては、これ、当然、総合計画なんかもPDCAを回していく中の教育の分野というと、その評価が大事になっていくと思いますので、そういった中でもしっかり検討していきたいと思いますし、もう授業が分かるというような子供たちの回答なんかも一つの評価の基準にしていこうかなと考えて、単に得点だけじゃなくて、自分はしっかりと理解できますという、そういった統計も追ってきておりますので、そういったところも踏まえて、しっかりと今後、いい活用の仕方を検討していきたいと考えております。 63: ◯大庭委員長 田中委員。 64: ◯田中委員 評価というと、アンケートとか、そういうことも多分活用されるのかなとは思いますけれども、確かに非常に評価は難しい部分であると思いますので、今後、今すぐの話じゃありませんので、ぜひそこら辺は検討していただければと思います。  インプット、アウトプットの問題ですけれども、今後、電子教科書とか、そういうのがある中で、今までは確かに、ひょっとするとインプットだけしかやらなかったという理解かもしれないですね。そういう意味では、今のアクティブ・ラーニングで、アウトプットが非常に重視というか、そういうところに中心が置かれたという意味で、そっちのほうが何となく出てきたと。今までインプットだけだったのが、今度はインプットもアウトプットもあれですよという、私は理解しましたので、ありがとうございます。分かりました。 65: ◯大庭委員長 伊藤教育部長。 66: ◯伊藤教育部長 今、田中委員が言っていただきましたとおり、今まで少しアウトプットを意識したアクティブ・ラーニングというところが薄かったこともあって、少し前にそういった言葉が出てきているということで私たちも理解をしておりますので、しっかり教えるべきことは教える、それで話し合う場面は話し合う、そういったことを有効に活用してまいりたいと思います。また、評価につきましても、しっかり検討してまいります。 67: ◯大庭委員長 森杉副委員長。 68: ◯森杉副委員長 21ページですけれども、ICTは学びにおけるユニバーサルデザインであるということで御説明いただきましたけれども、具体的には、実際どのような形で行っていくのか。例えば聴覚障がいの子供たちとか、そういう方たちに対応するとか、不登校の子供たちにどのように対応するのかとか、どのようなことを考えられているのかということ、1点目です。  それと、2点目ですけれども、先ほども岡本委員のほうからもありましたけれども、ICT支援員ですけれども、子供たちに対する支援と教職員に対する支援と、2通りを1人の方がやっていらっしゃるということですけれども、これを専門的に分けていくことは考えられているのかどうか、この2点お願いいたします。 69: ◯大庭委員長 伊藤教育部長。 70: ◯伊藤教育部長 それでは、まず1点目のICTがユニバーサルデザインにも通じるのではないかという、そういったところでございますが、例えば本当に文字を大きくして見やすくするとか、そういったところでも、例えば少し目が弱かったりとか、あとは反転文字にすることによってとかということもございます。  それから、あとは、特別支援が必要な子供たちについては、文章でただ見せるのではなくて、例えば水泳の授業の前の水着への着替え方とか、そういったところみたいなものを動画とか絵で見せるとか、そういったこともあったりとか、あと、さらに私たちが進めていきたいなというのは、ICT、これは遠隔教育みたいなところにも使えますので、そういったことからすると、学校までは来られるけど保健室から教室に入れない、そういった子供が授業の様子を動画でそのまま一緒に見られるとか、あとは、ひまわりの子供たち、今まで育ちの森のほうにあって、今、教育会館の2階にありますけれども、そういった子供たちがうまく学校ともつながっていくために使うとか、そういった使い方をできる限り早期に検討しながら、少しできるところから開始していきたいと考えております。単に健常で普通の子たちだけがICTのよさを得るのではなくて、そういったユニバーサルデザインの視点もしっかり捉まえて、学びの保障をしていきたいと、そのように考えてございます。  それから、2点目でございますが、先ほど岡本委員の御質問の中でもお話をさせていただきましたが、一番最初に必要になるのはやはり、教室の中で子供たちの質問に答えたりするようなところが一番、使い方が分からなくなってしまったというとき、先生が行っちゃうと全体の流れができませんので、そういったところをアドバイスするようなところが一番最初だと思いますが、どんどん進んでいくと、先ほど言ったリモートのICT支援員を含めて、教員の相談に乗ってくれるというところは、これはもしかすると永久に続いていくことかもしれません。  そのときは来てもらうというより、リモートの学習であったり、それが本当のICT研修員なのか、本当にこういうことが得意な教員も中にはいますので、そういった人が教えてくれるとか、そういったところに少しずつ軸足が変わっていくのではないかなと考えております。 71: ◯大庭委員長 森杉副委員長。 72: ◯森杉副委員長 ICT支援員のほうは分かりましたけれども、将来的には少なくしていくというお話もありましたけれども、どうしても子供たちへの対応と教職員の方たちへの対応とはやはり違うので、同じ方でいいのかどうかということをどのように考えておられるのかということをもう一回お聞きしたいと思います。  それから、もう一点ですけれども、今、聴覚障がいの子供たちは別のところに集まって学びをしていますけれども、これがユニバーサルデザインという考え方で進んでいくと、通常学級のほうの中に入って学びをしていくというのが目標としてあるのかどうか、教えていただきたいと思います。 73: ◯大庭委員長 伊藤教育部長。 74: ◯伊藤教育部長 やはりデジタル教科書ができてくると、きっと読み上げてくれると思うんですよね。そうしたことができると、普通教室に入って学ぶことが本当にいいのか、通級のように、教科ごとに普通教室で一緒に学んだり、特別支援教室のほうで学んだり、併用ということはかなり多くなってくるんじゃないかなと思っております。  我々、育ちの森がある関係で、袋井って割と特別支援学級に対する、偏見という言葉は正しくないのかもしれませんけど、そこに対する違和感を持っている保護者とか、そうしたことはほかの自治体より減っております。特別支援が必要な子供たちが大体1割ぐらいいるという中で、特別支援クラスを使っている子供たちの率が高いということがありますので、そういったところを踏まえて、ただ、その子たちもそこだけじゃなくて、やはり普通クラス、通級ということが非常に大事でございますので、そういったところにしっかり活用できるように、今すぐこれがあると全て打った文字を読んでくれるかというとなかなか難しいんですけど、そういったことはしっかり、デジタル教科書ができたり、さらにICTの技術が進む中で進めていきたいなと思います。  それから、ICT支援員でございますが、どちらかというと、スタートの時点はやはり機器の使い方とか、そういったところが得意な人のほうが喜ばれます。それが少し使えるようになっていくと、先ほどの岡本委員、森杉副委員長が御質問のように、教員がさらに工夫するときのアドバイスということで、少し教育の分野にもたけて相談に乗ってくれるような、そういった人が求められてくる、そういったトレンドといいますか、兆候があると私たちも捉えておりますので、適切にそういった部分は対応できるようにしていきたいと思います。 75: ◯大庭委員長 ほかにいかがでしょうか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 76: ◯大庭委員長 多くの皆さんの御意見をいただきました。  冒頭、部長からも話がありましたように、第1次と若干オーバーラップする部分も含めて、この計画を第1次から第2次、運用していただくという御説明でありました。  今、策定の経緯等出されていますけれども、第1次では、このように袋井市が目指す方針、目標基本方針、こうしたきめ細かい記述あるいは方針みたいなものは出されずに、具体的にハード面の導入スケジュールというのが示されていましたけれども、第2次におきまして、ICT推進計画と整合させつつ、さらに進化させていただいた形で出されているということであります。  最終調整中ということだものですから、皆さんのいただいた意見で必要な内容についてはきっと加筆していただいたりするでしょうし、これで、常任委員会で出されて、多分全員協議会にもかけるでしょうね。かけないですかね。それは委員長にもよると思うんですが。  そんなことで、教育、なかなか奥の深い内容でありまして、袋井市、実態調査、本編の中でも載っていますけれども、3項目ぐらい、全国平均からマイナスの赤の記述がありますが、それ以外は袋井市はほとんど進んでいると、情報化教育については。ということで報告をいただいたところであります。  以上をもちまして、本件については終了いたしまして、ここで暫時休憩いたしまして、この時計で50分まで、1時間以上たちましたので休憩させていただきます。  その後、休憩後にその他に入りまして、当局から部長、冒頭申し上げましたように、理事から総括という形でお言葉をいただきます。あわせて、各委員から、休み時間の間に少し考えておいていただきたいですが、感想と、それから、今後ICTを進めるに当たって要望等ありましたら、簡潔に一言ずついただきたいなと思います。それをもちまして締めたいと思います。じゃ、しばらく暫時休憩させていただきます。                (午後3時36分 休憩)                (午後3時46分 再開) 77: ◯大庭委員長 会議を再開させていただきたいと思います。  ────────────────────────────────────────      その他         ア 当局からの総括 78: ◯大庭委員長 次に、その他、ア、当局からの総括を議題とさせていただきたいと思います。  本特別委員会は、令和元年6月の設置以来、1年7カ月余にわたり活動してまいりました。今回で19回を数えるに至っておりますが、それ以外にも視察や研修会等を重ねてまいりました。今回で特別委員会を終えるに当たりまして、総括的なコメントを、当局を代表して、山本理事と大河原企画財政部長からいただきたいと思います。  山本理事。 79: ◯山本理事 委員長から御指名いただきました。  動画、二つほどございまして、少し座ってコメントというか、させていただきたいと思います。  最終回の本委員会ということで、行政のデジタル化等々もございますが、世の中がまず、どのようになってきたみたいなところを簡単に振り返らせていただきたいと思います。  これが、1990年代に2003年をイメージして作ったNTTドコモの動画でございます。  東京の学校がございまして、電子黒板と1人1台端末。                  (ビデオ上映) 80: ◯山本理事 当時ですと、携帯電話で動画ですとか画像というものを、瞬時にというかリアルタイムに伝送するということは難しかったのですが、こうやってコミュニケーションできるようになると。                  (ビデオ上映) 81: ◯山本理事 少し飛ばしまして、こちらで、家のお肉を解凍するということで、外から家電を操作するということで、今、例えばスマートスピーカーなんかでもできるという状況でございます。                  (ビデオ上映) 82: ◯山本理事 メールでクーポンとか割引情報が来る。                  (ビデオ上映) 83: ◯山本理事 音楽を端末にダウンロードすると。今、それよりさらに進みまして、大体月額制でストリーミングで聞くようなことが主流になっておりますが、額を、お金を電子決済といいましょうか、今、皆さん当たり前に対応されていることでございます。                  (ビデオ上映)
    84: ◯山本理事 ということで、1980年代に想像した2010年ですとか2003年、この場合、YEAR2003となっておったんですが、何年かの遅れですとか、機器の見た目なんていうものは多少違いはあるんですけれども、おおむねほとんどのことは実現しているというようなことが、技術の基本的な動向でございます。  次が、3年前の総務省の5Gのビデオでございます。                  (ビデオ上映) 85: ◯山本理事 VRゴーグルで動画を見て、あと自動運転ですね。                  (ビデオ上映) 86: ◯山本理事 これは遠隔でドローンで農業をやる。                  (ビデオ上映) 87: ◯山本理事 遠隔診療ですね。                  (ビデオ上映) 88: ◯山本理事 こちら、Amazon Go的なものですね。勝手に取っているのではなくて、出たところで決済すると。NECの今、品川にも、同じような仕組みがございます。                  (ビデオ上映) 89: ◯山本理事 リアルタイム翻訳、今、NICTが研究開発しておるところでございます。                  (ビデオ上映) 90: ◯山本理事 これ、5Gだと遅延がないので合奏ができるというところが、技術、少しオタクっぽいですけれども、そういったところがございます。  今、お見せしたものが、恐らく全部ではないということ、あとは時間が、多少時間のずれがあるんですけれども、10年、15年ぐらいしますと、形を変えてでも半分から7割ぐらいというものが何か実現していく、技術的には実現可能であろうと。  現時点で課題になっているのは、ディスプレー技術と電池の技術、この二つに関しては、なかなか正直なところうまくいかないと、立体テレビですとか3次元テレビみたいなものがあったんですが、ああいった部分については若干、なかなかうまくいかないねと。なので、要素技術の部分についてはなかなか、少し課題があろうかと。  今、二つの動画、御覧になっていただいたんですけれども、昔想像していたことというのはある程度のことは大体実現していくということで、行政サービスに関しても、今、当市ですとか国全体でいろいろなもの、実証実験を行っております。その中で、やはり値段ですとか普及の度合いですとか、そういったところというのは、簡単ではないものの、恐らく10年ほどたったときには、ある程度のものというものはサービスが実現しているのかなというところが、期待を込めた感想でございます。  行政としましては、当然、新たに登場する技術に果敢に挑戦し、サービスを利用する市民の方々の数や利便性の最大化、デジタルディバイドの課題もあれば、アナログディバイドと言われる、働く世代に対してどう行政サービスを的確に、利便性のあるものを届けていくかといった課題も生じてございます。  デジタル庁の、先ほどあった村井先生などもおっしゃっているんですが、いわゆる誰一人置いてきぼりにしないことということ、またあと、絶えずこういった技術動向に対して、行政組織内の人材ですとか制度を改善するということ。例えば一部条例の中で、条例ですとか法令が規制として足かせになって、結果として行政サービスの向上を阻害するようなもの、それ自体を意図していなくても、制度というものは、一旦成立した瞬間には既に時代遅れになってしまうという危険がございまして、永遠に変えなくていい制度というのはなかなかないというところで、それに関しては国の法令もそうですし、条例といったものに関しても、やはり出てくるところがございます。  そして、いわゆる商用のサービス、便利なアプリみたいなものが、ある日突然、当市の行政活動の中で使えばいいよと、完成されたものが手に入るということはまれでございますので、人材ですとか制度というものを常に改善し、障害とならないようにすることなどが、今後、5年から10年の行政のデジタル化における使命といいましょうか、メインの命題になってくるのかなと考えております。  今回、本委員会からいただいた御提言ですとか、あるいはさらに本委員会、今日も含めまして、質疑ですとか議論の中でいただいた様々な内容というものは、今申し上げた点、きっと将来、技術である程度のものが実現しているだろうということ、あと、誰一人置いてきぼりにしないということ、あるいは人材や制度に関して常に改善が求められるといったものが、皆様の御議論というのは、全てこの3点に通じるものがあったというところで思っておりまして、本市の取組を後押しいただいたことには感謝申し上げます。  定量的なデータというものは、なかなかデジタルの世界、お示しできず、申し訳ないところではございますが、本委員会の、少なくとも委員の皆様のICT政策に関する造詣というものは全国屈指であると思っておるところでございますので、引き続き本市のICT化への御理解と御支援を賜れればと思いまして、総括とさせていただきます。 91: ◯大庭委員長 ありがとうございました。  大変機知に、また示唆に富んだプレゼンをいただきまして、今いただいたように、私たち委員は全国屈指だというお褒めの言葉もいただきました。  理事におかれましては、一昨年8月からおいでをいただいて、この委員会とともに、いろいろな場面で御教示いただきまして、委員会としましても改めて、代表して御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。  それでは、続きまして、大河原企画財政部長のほうからいただきたいと思います。  大河原企画財政部長。 92: ◯大河原企画財政部長 それでは、私から、総括というか、この特別委員会を所管させていただく中で、感想的なことを申し上げさせていただきたいなと思います。  今、理事のほうからいろいろなアナウンスがございましたけれども、いつもこうして山本理事、あるいは民間からの鈴木一生ICT推進担当専門官、それから、こうした委員会で、様々な御意見、それから情報をいただきながら、ここまで進めてきております。  やはりこれまでのICTというのは、生産性を高めようとか、あるいは利便性を高めようといったようなことで、ICTということをツールとして取り組んできたわけですけれども、これからは御案内のとおり、DX、デジタルトランスフォーメーションだということで、国を挙げて、今、加速化させようとしているわけです。  私は、このデジタルトランスフォーメーションによって、世の中、大きく変わるなと思っています。それはなぜかというと、プロセスそのものをデジタルトランスフォーメーションって変えようとしているんですよね。BPR研修なんかでも、そういうことを私は肌で実感しました。  となると、そこに新しい価値が当然生まれてきますし、新しい事業がそこにつくり出されてくるということですので、これから袋井市も、遅れることなくこれに取り組んでいけば、必ず持続発展、いわゆる持続的な発展というのは実現できるんじゃないかなと思っています。まずはそうした意識を持つことが大切ではありますけれども、様々な知見を有効に取り入れながら、前へ出していきたいなと思います。  それから、もう一つ思いますのは、やはりデータでしょうかね。デジタルに必要なデータ、特にその中でビッグデータと言われている、これは、袋井市みたいな小さい都市だからとして、何となく横に置かれているような感じはするんですけど、非常にその部分が重要であると。先ほど言った、新しい価値がつくり出されるという話をしましたけど、総務省のほうから出されている情報白書、毎年出されていますけど、この中でも、そうした価値を生み出す四つのVというようなことでまとめられていて、このデータが新しい価値を生み出すんだと。Vというのは、ボリューム、量。それから、多様性というようなバラエティー。それから、ベロシティーというんですか、速度、早さ。最後に、正確性というベラシティーという、その四つのVが存在するから、データによって様々な動きがあるんですよということを説明されています。  ビックデータというのは、その四つのVをうまく活用するというか、そうしたVをしっかりと心に刻んで取り組むことによって、今までにやり切れなかったことが必ず解決していく、要は地域課題も解決するし、全ての分野でそうしたことが解決につながっていくということを言われております。市の中でそうしたことをやるのに、やはり欠けているものは人材の部分かと思いますので、そうしたデータサイエンティスト的な人材を育成、確保していくことが大事であると、私はそのように感じているところです。  委員の皆様方もそれぞれ、袋井市にとってのデジタルトランスフォーメーションをどう進めていったらいいか、それから、未来志向でICT化を進めるにはどうしていったらいいのかということをお考えだと思いますので、委員会は今日で最後、終わりかもしれませんけど、今後とも、そうしたことを含めて、ぜひ御指導、御鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げたいと思います。 93: ◯大庭委員長 貴重な総括をいただきまして、ありがとうございました。  ────────────────────────────────────────         イ 各委員からの総括 94: ◯大庭委員長 それでは、アジェンダに載っていませんけれども、その他、当局からに加えて、イとして、各委員から総括というか、感想、そして当局に要望等ありましたら出していただきたいと思います。  少し私のほうから御指名をさせていただきますが、最初に、木下委員、2番目に近藤委員、3番目に岡本委員、4番目に田中委員、そして森杉副委員長からいただくという順番で、すみませんが。短くてもいいですし、よろしくお願いします。  木下委員。 95: ◯木下委員 非常に、最初はどうなるかという不安でいっぱいでしたが、名残惜しいというのがまず感想でございます。知らないことをたくさん知ることができました。ありがとうございました。  最初、私、この技術はツールであって、例えば石器と同じようなものであるということを最初に申し上げました。確かに、そこの部分で、非常に担当課の方が独り歩きせずに、各いろいろな課の方から情報を仕入れたり、お話をしていただいて、袋井市の発展のために役に立っていっているのかなというのを感じまして、非常にありがたいなと感じました。  ただ、やはり、ツールと申し上げたんですけど、ここにきて、やはり生活そのものが全て変わってしまうような、ただのツールではないなという感覚がしてきています。全ての生活、市民生活、あるいは世界中の人間の生活が変わってしまうようなことができるようなものであると少し考えが変わってきています。  ですから、私ももっともっと勉強させていただいて、これを活用していけるようなものができるといいなとは現時点感じておりますし、行政の中でもそれをしっかりと捉えながらやっていただけると非常にありがたいなということです。  あと1点だけ、視察、シーテックに行かせていただきまして、非常に楽しかった、心に残る1日だったということを申し上げて感想としたいと思います。ありがとうございました。 96: ◯大庭委員長 ありがとうございました。  近藤委員。 97: ◯近藤委員 1年半でしょうか。ありがとうございました。いい勉強をさせていただきました。  私も、一言で言いますと、端的に一語で感想を言えといったら、ほっともっとですね。ほっとしたのが正直です、それからもっと勉強したいなというのが言葉です。ですから、満足感と、それから、これからもう少し頑張るぞという思いと交錯した言葉になりました。  私、感じたところは、やはり視察、研修、実習等、いろいろなところに行かせてもらいました、また、やらせていただきました。そういう経験を通して、少し自分自身が成長したかなというような気がいたしました。多少なりとも社会が分かって、自分なりに社会の中に溶け込んでやってきたつもりですけど、さらにまだ自分も成長できるんだなということをこの委員会を通して勉強できたことは、本当にありがたいなと思います。  それから、改革という言葉をよく使いますけれども、我々こういう議会にいますと、やはり議会の意識改革がまず第一だなと。改革の一歩は議員の意識改革、そんなことも学びました。  それからあと、導入するからにはやはり効果がなければいけませんので、ICTの教育とか、あるいは幼小中一貫教育もそうですけれども、全ての施策、やるからには責任を持って導入し、そしてまた、やったからにはその効果が実感できるように、多くの人にそれが還元できるようにするのが私たちの仕事だなということも感じました。  それから最後に、私、現職のときに、学校は最前線、最先端でいくものというのが持論でした。これを授業に置き換えれば、授業は最前線、最先端でするもの、行政の施策は最前線、最先端でいくもの、その一番の今の流れの中でいけば、ICTだなと思います。ありがとうございました。 98: ◯大庭委員長 ありがとうございました。  岡本委員。 99: ◯岡本委員 1年7カ月前に、どの委員会に会派の誰が属するかということを決めた中で、私の緑風会からすると、こういった分野に一番たけているのが伊藤議員だったわけですけれども、あえてそれを冒して、私をこの委員会に入れさせていただきました。そういうわけで、ICT関連は音痴なわけですけれども、この委員会で活動させていただきまして、いろいろな最先端の技術に触れさせていただきました。そのことは本当にありがたいと思っています。  議員の立場として、ICT音痴ながら、どういった技術が市政のどういった場面に役立つのか、予算はどうなのか、担い手はどうなのか、そういった機能面から主に審議をさせていただきました。NECの視察とか、幕張の見本市とか、それから稲継先生の講演とか、いろいろ経験させていただきまして、本当に実のある活動とすることができました。  少し話がそれますけれども、私が20代の頃、東京工大から小西六へ就職した人がいまして、その人と、知り合いと話をしていまして、小西六の社長がかつて、カメラを作るのに二つの夢があったということで、一つはどこを向けても自動的にピントが合うカメラ、これは実現したわけですけれども、もう一つのカメラは念力でシャッターが切れるカメラということを夢に見ていまして、それはいまだに実現されていないわけです。小西六そのものがコニカミノルタになって、カメラ部門はソニーへ売却して、大変な時代の流れにのみ込まれたわけですけれども。  そういうわけで、今、この目の前にある技術も、最終的に生き残る技術と、時代の荒波にのみ込まれていく技術があると思います。ネット上の情報も、いろいろなものが入り乱れていまして、正しいものとそうでないもの、これが混在しているのがネット上の情報の特徴であると思います。これからもそういった技術、それから情報内容を取捨選択しまして、袋井市政の発展にいろいろ、こういった委員会の提言が寄与できていったらと思います。 100: ◯大庭委員長 ありがとうございました。  田中委員。 101: ◯田中委員 私も、実は会派の中で、どの特別委員会に所属するかと、三つのうちどこに入るかということは、副議長という立場上、手を挙げることをせず、最後に残ったものということで、こちらに所属させていただきました。正直言って、そのときは非常に困ったと思いましたね。多分、この6人のメンバーの中で、私が一番ICTから遠いところに位置していた人間だと自分は思っておりましたので。  それでも1年半、この会に出させていただいて、本当に知識としてICTのことを教えていただいたということで、その意味では、本当に難しい横文字を今、曲がりなりにも分かるようなったというのは、ひょっとするとここの、19人の議員の、ここに所属している以外の議員よりは少しレベルが上がったのかなという意味ではありがたく思っています。  ただ、それをどう使うのかとか、今後、そういう知識をどのように活用していくかという話になると、全く所属する前、1年前とは変わっていなくて、こんなものじゃ駄目だなと。こういうことを続けている議員というか、政治がもしこのままあれば、多分、生産性も低くなるし、議会として定数ももっと減っていかなくちゃいけないような結果になるのかなと思っております。というのは、職員が、ICTが普及するのは、今後、人口減少で市の職員もどんどん減っていくから、それに対応するためだというのは最初に学びましたけれども、議員も同じように、こういうものに対処できなければ、もう議員としてやっていけないのかなと強く感じているところであります。  そういう意味で、今期の議員生活、これでピリオドを打ちたいなと、これから先は無理だなというような判断をいたしました。ありがとうございました。 102: ◯大庭委員長 ありがとうございました。  森杉副委員長。 103: ◯森杉副委員長 1年7カ月、本当にありがとうございました。  本当に皆様はあれかもしれないですけれども、全く分からない中で私も始まりましたので、自分自身の中でついていけるのかどうかということが一番心配でございました。だけれども、皆様が本当に丁寧に説明してくださって、分からないなりにも何となく用語も耳に入ってきて、そういうことなのかなと思いながら学んでまいりましたけれども、とにかく皆様のおかげで無事に意見書を提出することができてということですけれども、この意見書が普遍的なものになっているのかどうかということが、少しやはり課題として残っているかなということで、これは何回も見直していく必要があるのではないかなということも感じながら、本当に皆様のおかげで無事に終わりまして、感謝申し上げます。ありがとうございました。 104: ◯大庭委員長 ありがとうございました。  それでは、最後になりましたけど、私のほうからお礼と総括ということでさせていただきたいと思います。  先ほど近藤委員から、一言で言うとほっともっとという名言を伺いましたけれども、私はやはり一言申し上げると、感謝、まず委員皆さん、本当にありがとうございました。よく一緒にやっていただいたと思います。  あわせて、当局、理事、部長、両部長、また課長の皆さん、本当にこれだけのプレゼン資料、また情報提供していただくというのは、私、ある意味で袋井行政の強み、そして時あたかもタイミングよく山本理事においでいただき、鈴木ICT推進担当専門官にもおいでいただく、この先見のある袋井市の行政当局のトップに対しましても、敬意を表したいと思います。  あわせて、私どもをサポートしていただきました大高総務係長、鈴木さん、あわせて、今日は同席いただいておりますが、井上議会事務局長、鳥居主幹含めて、本当に全体でサポートいただいて今日があると思っています。  実は、一昨年の6月27日でした、正副委員長が決まりました。戸塚議長のほうから指名だったものですから、断ることもできずに応諾したというのが率直なところであります。  何をそのとき考えたかというと、とにかく自分の今の立ち位置を整理しにゃいかんということで、皆様も御案内のように、プレゼン資料を当時作らせていただきました。そのプレゼン資料では、ICT特別委員会の進め方ということで、国の動向、市の動向、今現在どうであるかということを皆さんにプレゼンさせていただいてスタートしたというのが、つい昨日のようであります。ちょうどそれが7月19日だったものですから、小1カ月の中で、急いでパワーポイントでやった記憶があります。  まさかこんな19回やるとは思わなかったですが、最初は分からないものですから、何をしたかというと、やはりAI、RPAの講習ということで、たまたま森杉副委員長、それから近藤委員も一緒に東京に行きまして、稲継先生の講話を聞きました。まさに目からうろこで、平成29年10月から始まった自治体戦略2040構想研究会、これに基づいて、特に2次報告で平成30年の7月に出されたものでは、従来の半分の職員でも自治体が本来担うべき機能を発揮できる仕組みが必要だということを聞いてきまして、国ではそういうことを言っているのかと。  あわせて、皆さん、AIって知っていますかと稲継先生が言うんですが、ぴんとこなかったですが、皆さんも御案内のように、Siri(シリ)、今日は何日、今日は何曜日と言うと携帯が答えてくれますが、もうここから始まっているんですよという稲継先生のお話、あわせて、一番インパクトがあったのは、今まで優秀な皆さんが金融機関に入ったけれども、金融機関はもうほとんど人が要らなくなっている時代ですよというようなプレゼンをいただきました。本当に変わったんだなと感じました。  そういう状況下の中、的を絞るといいますか、私どもアジェンダを絞り込むのに31項目、今日も進行管理でおっしゃっていただきましたけれども、これの絞り込みで、最終的に大きく五つに絞って、提言に至ったわけでありますけれども、本当にLPWAだとか、全然言葉も分からない、そういう中でスタートしたにもかかわらず、既に水位管理だとか、そういうものは導入しているという、本当に日進月歩、秒進分歩のスピードを感じました。  恐らく、先ほど山本理事にあのようなプレゼンをしていただいたのを見ると、今から二十五、六年前想像していた2003年が現実となり、二、三年前に想定したものが恐らくもっと早く進むんじゃないかなと。そうすると、シンギュラリティーって何だいと言いながらこの委員会をやった記憶がありますけれども、2040年、その先には、AIが我々人類の能力を超越するというようなお話を山本理事からいただいて、何かシンギュラリティーという言葉を覚えることも非常に違和感があったですが、今、すっと出てくるところが我々の進化かなと。EBPMなんて、エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキングだなんて、根拠、証拠に基づく政策立案だなんていうのは頭に入らなかったですが、そういうようなこともここで学ばせていただきました。  ついには、自治体電子化推進度ランキングにおいて、袋井市が県下1番、全国で63番だったということで、こんなお話も理事からいただきまして、何か本当に背中を押されたような気持ちと、何か誇らしい気持ちになったところであります。  いずれにしましても、我々、田中委員があのようにおっしゃって本当に残念極まりないんですが、次の、我々、来月4月23日まではICT活用特別委員会というのは閉じないそうでありますので、何か急の委員会があれば、もう一回まだあるかもしれませんので承知しておいていただきたいんですが、一応在籍していますので承知をしておいてください。  この期間内は言うに及ばず、来期ということを考えた場合は、ICTについては第3次ICT推進計画と、今日お示しいただいた第2次の袋井市教育情報化計画、このことについてしっかり進行管理をする。恐らく、これも計画が遅れる可能性もありますので、議会、各常任委員会、もしくはまた特別委員会ということになるかもしれませんが、進行管理をしながら、どこのまちにも負けないようなICTの活用をしていくべきだな、そんなことを感じました。  重ね重ねになりますが、委員皆さん、関係皆様にお礼を申し上げまして、この第19回の委員会を閉じたいと思います。                (午後4時22分 閉会) 発言が指定されていません。 Copyright © Fukuroi City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...